エベレスト街道てくてく日記 第四回    パグディン→ナムチェ泊まで

11月6日(日)

パグディンの暗いロッジでなんとか朝を迎えて、今日から本格的トレッキングです。

朝、添乗員さんがモーニングコールならぬモーニングノックをしてくれて、シェルパのお兄さんたちが熱い紅茶を持ってきてくれます。添乗員さんが健康状態の確認をしてくれます。わたくしは疲れと寒さで若干の頭痛・・・でも、いつもの痛いのと同じなので気にしていませんでしたが、念のため高度障害を防ぐ効果があると言われている薬「ダイアモックス」を半錠飲んだほういいのでは?と言われました。

日本から持っていこうとすると医師の処方箋が必要で、金額もそれなりに・・・しかも利尿作用があってトイレが忙しくなるというネットの書き込みも見たので、普通にいつもトイレが近い自分は飲みたくないと思って用意してきませんでした。
でも、添乗員さんが飲みなさいって渡してくれたし、元気だったので飲みました。(※本当は添乗員さんがツアー参加者に薬飲んだ方がいいとか言うのNGだと思います。医療行為になってしまいますので・・・、でも経験豊富な添乗員さんのおっしゃることはたぶん間違っていないと思って自分で判断して飲みました。常用の薬があったり持病がある方は出国前にお医者さんに相談されることをお勧めします。)

お茶のあとは小さ目洗面器にお湯をくばってくれます。これは朝と宿に到着したときと一日2回あって、お湯なんて出ないし、このロッジ内には洗面できる場所も無かったのでとても助かりました。この後もお兄さんたちが「せんめんきで~す」って回ってくるの楽しみでした。ほんと至れり尽くせりすぎです。


6時半から朝ごはんです。ロッジの寝室は大変でしたが、食堂はきれいです。っていうかネパールのロッジはみんなテーブルとか床とかぴかぴかで掃除機とかないのにすごいなぁ・・って思いました。

専属のコックさんが用意してくれる毎朝の定番はお味噌汁とおかゆ・・それからプレートの朝ごはんです。ちょっと量が多いですが食べちゃいました。おかゆは日本のお米でとてもおいしい、塩コブやふりかけ、梅干しを旅行会社が用意してくれているので快適です。でもちょっとネパールのおかゆ(ポリッジ)も食べてみたかった。慣れない食べ物をあまり食べないのでおなかの具合を悪くしにくいという効果はあるのかもしれないけれど・・。

7時半出発です。ロバさんたちのカランカランというベルの音とともに歩いている様子を見ているのはただただ楽しい・・・ずーーーっと見ていたい気分です(;´∀`)。

今日はナムチェバザールまで歩きます。その時間たるやなんと約6時間!!!
ひえ~~~!!そんなに??日が暮れてしまうのでは???

しかし、あわてずゆるゆると進みます。今日もとてもとてもお天気が良く、朝は寒いですが、歩いているときは夏のハイキングみたいな恰好でOKです。暑がりな方は半袖TでもOK、ただ日焼けしちゃうから、自分は長袖Tの上に半袖Tのザ・ハイキングおばさんスタイルで歩きました。帽子とサングラスは必須です。

そして大変気持ちよくあるいていたのですが、それは突然に信じられないスピードでやってきたのであった!普通の道でトイレががまんできないという状況www
仕方なく添乗員さんに言って、はずかしながら青空トイレ・・わたしがこのツアー初だったと思われ(たぶん)、イケメンシェルパさんが満面の笑顔で林の中のここにいって!と教えてくれました(-_-;)、いや~~すっきり(笑)。こんなのってあるの??ってびっくり、体の中で水分の循環がうまくいってるからいいんですよ!ってなんども言われましたがちょっと恥ずかしかった。。。

しかぁししかし、はずかしいのは最初だけ、この先道中は大変長く、トイレなんてなかなかありません、適当な林と人が少ない場所は絶好の青空トイレ休憩場所、ほかのみなさんもそれなりにトイレするようになりました。慣れってすごいです。あと相当やばそうな公衆トイレもたいして気にしないで使えるようになりました(笑)。

すてきなロッジでお茶と休憩しました。

わんこがいました。

おひるごはんはパスタ・・どうにもゆですぎなやわらかパスタ(笑)
しかしじゃがいもは最高においしい・・じゃがいもふかしたのに塩ふって食べたい!

いよいよ有名な橋が見えてきました!

階段いっぱいありますね・・

結構橋がゆれるし、風が強いし、橋の上からうまく写真撮れませんでした。

ガイドブックによく出ている、このやばめの公衆トイレの横からエベレストがはじめて顔を見せてくれます!って場所ですが、森の木々がうっそうとしており、エベレストはよく見えません・・この時雲も出ていてそもそも見えていませんでしたが・・・。

そしてまだまだここからも登ります。急登はなくて、だらだらと登る感じ、トレッカーもすごく多いです。印象としては高尾山の琵琶滝の裏側の道が延々と続いているような印象。もしくは大山をずーーーーっと登っているような印象の道。でも足を極端に上げないと登れないような場所はまったくありません。日本の低山の方がむずかしいかも・・でも標高が違いますからね、道だけで難易度は判断できないでしょう。

時々休憩しながらも、順調に歩いて行きます。トイレが近いこと以外はまったく平気、息も上がってないし、頭も痛くありませんし、足もつらない!すごいなぁじぶんw・・

登って登って登って・・・やっとナムチェに到着しました!!
17時頃でした、暗くなる前に到着してよかったです。

ナムチェバザール都会です。なんでもありそう・・・
街からのながめもすばらしすぎて、もうすごいすごいの連続でした。

↓ロッジへ向かう道から見えた「タムセルク」です。夕陽があたってすばらしく美しかったです。

そしてナムチェのロッジのお部屋にはトイレがありました!!!キタ――(゚∀゚)――!! なんとコンセントもあって充電も可能!Wi-Fiあり!!すごい、しかも、そんなに寒くない!壁が厚いみたい・・すごすぎる・・・本当は街を歩きたかったけど、やっぱり疲れて無理でした。晩御飯はモモ・・おいしかったです。

おやすみなさい・・・

つづく